注射の種類

筋肉注射というと「痛い」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
針を体に刺し、薬を注入する注射。それだけでゾッとする人も多いことでしょう。この注射にはいくつかのタイプがあることをご存知の人も多いでしょう。
注射には主に4つの種類があります。まず「皮下注射」。もっとも一般的な注射といえます。皮膚と筋肉の間にある皮下組織に注射するもので、薬の持続力が長いのが特徴です。
それから「皮内注射」。これは真皮と呼ばれる皮膚の内部に注射するもので、アレルギー反応など、治療ではなく診断に使われることが多い方法です。
「静脈注射」もよく知られるものです。静脈の中に直接注射するもので、もっと効き目が早く現れるのが特徴。緊急時によく使用されます。
そして最後のひとつが「筋肉注射」なのです。これは文字通り筋肉に注射する方法です。皮下注射よりも持続力が長いのが特徴といえます。吸収の悪い薬を注入する際に効果を発揮します。

痛くない筋肉注射

注射は一般的に臀部、大腿部、上腕部に行われます。 筋肉注射のメリットは上にあげた持続力の長さがまず挙げられますが、ほかにもいくつかあります。まず薬の種類があります。注射に使用する薬には筋肉注射でなくては使用できないものがあります。薬液に完全に溶けない薬剤、あるいは薬液が油性の場合などがそのパターンに該当します。具体的にはステロイドなどが挙げられます。
それから「痛み」の問題があります。冒頭に書きましたが、筋肉注射というととにかく「痛い」というイメージがあります。しかしこれは筋肉に注射するから痛い、というわけではないのです。逆に筋肉の内部は知覚が鈍く、痛みが少ないといわれています。ではなぜ筋肉注射が痛いのかといいますと、「痛い薬を使う」からなのです。ほかの場所に注射をしたらとても痛みに耐えられないような薬を筋肉に注射することで痛みを和らげている、というわけです。

花粉症でよく使われる筋肉注射

筋肉注射としてよく知られているのが花粉症の治療です。ステロイド剤による筋肉治療は花粉症に大きな効果があるとよく言われています。ただ依存性が強く、なんども打ち続けなければならないというリスクもあります。
不妊治療にもよく使用されます。排卵誘発剤や黄体ホルモン製剤などを筋肉注射で注入します。不妊治療をしている女性はこれを苦痛に感じている人も多いようです。
しかし、筋肉注射だから痛いのではなく筋肉に注射するからこの程度で済んでいる、と考えれば多少は苦痛も和らぐのではないでしょうか。筋肉注射に拒否反応を持っている人は筋肉注射はつねに最善の選択肢を選んだ結果行われるもの、という認識を持つようにしてはいかがでしょうか。

筋肉注射